~季節行事編~ 節分の日に

昨日は節分でしたね。
ご家庭では、豆まきをされましたでしょうか。

昨今は住宅事情などもあり、豆まきをする家庭は3割程度とも言われています。我が家でも掃除の手間を考え、小袋のまま豆をまきました。

関西発祥の恵方巻きも、全国展開するスーパーの影響からか、今では節分の代名詞のような存在になりました。
だからこそ、行事を「イベント」として消費するのではなく、その意味をあらためて考え、子どもたちに“正しい知識”として受け継いでいきたいものです。

たとえば、こんな問いをぜひ親子の会話に取り入れてみてください。

  • どうして豆をまくの?
  • なぜ、鬼を追い出すの?
  • 年の数だけ豆を食べるのはどうして?
  • 年に一度の行事なのに、なぜ2月なの?
  • 恵方とは何?どうして毎年変わるの?

「教えよう」と構える必要はありません。
調べながら一緒に考え「お母さん(お父さん)が教えてくれた」という記憶が残ること。それこそが、子どもにとって何より大切な学びになります。


小学校受験で「行事」が問われる理由

「今日は節分だね。」
そう声をかけると、

「鬼くる?」
「豆まく!」
「今年も退治できるかなぁ」

と目を輝かせる子どもたち。泣いてしまう子もいれば、果敢に豆を投げる子もいます。

節分は、季節の変わり目に一年の無病息災を願う、日本の大切な行事です。
豆をまき、鬼(邪気)を追い払い、福を招く。

「今日は節分だね。」
そう声をかけると、
「鬼くる?」「豆まく!今年も退治できるかなぁ」
と目を輝かせる子どもたち。泣いてしまう子もいれば、果敢に豆を投げる子も。節分は、季節の変わり目に一年の無病息災を願う、日本の大切な行事です。
豆をまき、鬼(邪気)を追い払い、福を招く。
そこには、昔から受け継がれてきた“家族の願い”が込められています。


小学校受験で「行事」が問われるのはなぜ?

小学校受験では、節分・七夕・お正月・ひな祭りなど、
日本の年中行事について問われることがあります。
私達、大人も二十四節季を意識しながら過ごしている人はほぼいないのではないでしょうか。
では、なぜ行事が問われるのか。

それは、知識を暗記できる力を見るためではありません。
意気揚々と「うちの子、行事はパーフェクトです!」と仰る方がいますが、どのように覚えたのかを尋ねると、なんと、単語カードと回答がありました。エレベーター内でもペラペラとめくり、すっかり暗記ものと化しています。

  • 家庭でどのように行事に触れてきたか
  • 季節の移ろいを感じる経験があるか
  • 家族とどんな時間を過ごし、対話を重ねてきたか



    子どもが話してくれる言葉の中に、行事の正しさよりも、家族で過ごした記憶が楽しかったのか、どのような知識を深められたか。そんな要素を見られています。

「正しく答える」よりも大切なこと

節分について、
「豆をまきます!」「恵方巻を食べます!」
と答えられることよりも大切なのは、何かわかりますか?

「なんで豆をまくの?」
「どうして鬼なの?」

そんな面接官の問いに対して、自分なりの言葉で話そうとする姿や、自分の考えを臆することなく発言できる力です。それは、日々の親子の関わり方が如実に現れます。正解を求められていない子は、素直に表現できますが、常に正解を求められてきた子は、どうしてもこのような質問になると「わかりません。」「習っていません。」と答えてしまいます。子どもって正直ですね・・・
たとえ完璧でなくても、家族で笑いながら豆をまいた記憶、鬼役のお父さんに泣きながらも向かった経験、鰯を焼くと家中が臭かった記憶、恵方巻きは好きな具を詰めてご飯がはみ出した失敗談、「〇〇に福が来るよ」と声をかけてもらった安心感。そんなエピソードが、子どもの中に“行事の意味”として温かな思い出とともに根づいていきます。


行事は「家庭の教育力」が表れる時間

節分は、特別な教材も難しい準備もいりません。

  • 家族で同じ時間を過ごす。
  • 季節を感じる言葉を交わす。
    ※幼児教室では2月は冬と教えられます。暦上、立春からは春だと知っている子は、それだけでも他の子とは一味違いが出ます。
  • 子どもの反応を受け止める。

それだけで十分です。行事の楽しみ方として、もう一つ。ぜひ絵本を読んであげてください。
1冊紹介します。
「ふくはうち おにもうち」
作:内田麟太郎 絵:山本孝 
出版社:岩崎書店
 節分の夜、外から「寒いよ~」と声がします。その声の正体はなんと鬼!酒に酔った男は、鬼たちを招き入れ宴会が始まります。さぁ、どうなるのでしょう。陽気で優しさ溢れる物語です。

小学校受験で大切にされているのは、
こうした日常を丁寧に積み重ねてきた家庭かどうか。忙しさに子育てが後回しになっていないか。
行事は「やらせるもの」ではなく「一緒に味わうもの」。限りある時間を大切に過ごしていく力が求められています。

受験は、家族を見つめ直す時間

受験を意識すると、
ついつい「〇〇を教えなきゃ」「遅れていないか」と焦ってしまいがちです。

でも、節分の豆まきをしながら、
子どもが笑ったり、怖がったり、
その姿を見て家族で笑い合える。そんな時間こそが、
子どもにとっては一番の学びなのかもしれません。

「うまくやろう」と思わなくて大丈夫です。我が家の節分エピソードがあるだけで十分です。

家族で過ごす、その時間自体が子どもの明日への力になっている。

それを、どうか忘れずに気負わないでくださいね。

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